2023.06.15

アクリルと芸術

アクリルと芸術

皆さま、美術館や博物館に最後に訪れたのはいつ頃でしょうか?

今月のコラムを担当しておりますマカはといいますと、最近になって突然芸術に目覚め日々情報収集をしております。

そんな中、先日気になるアクリル作品の展示会に行ってきましたので、少しご紹介したいと思います。

 

2023/4/1~5/20、日本橋のタグチファインアートにて開催されていた

<レギーネ・シューマン>という芸術家の展示です。

 

 

 

■レギーネ・シューマンって誰?

[公式サイト]レギーネ・シューマン

彼女はアクリル製造業者と共同研究した「蛍光顔料を混入させた オリジナルアクリル板」で作品を制作しています。

この発光する特殊なアクリル板の組み合わせが、不思議な効果を生み出してくれるのです。

 

 

■使われているアクリル板について

<蛍光アクリル>または<集光アクリル>と呼ばれるこの板は、太陽光やブラックライト等でエッジが光り輝きます。

その輝きは電気を通していないとは信じがたい光量で、通常の自然光下とは全く異なる表情を見せてくれます。

左が通常のライト、右がブラックライト下での写真です。同じ作品ですが、雰囲気がガラリと変わりますよね。

 

 

このように特殊なアクリル板はまだまだ種類が少ないので、実物をみると結構感動します。

そんな感動をワーズウィズグループでは日々研究開発しており…来週のコラムにて!少しご紹介したいと思います。お楽しみに♪

それまでは過去の開発コラムをお楽しみください。

[過去コラム]開発募集中

[過去コラム]アクリル板開発の秘密工場

[過去コラム]防災と蓄光について

 

 

■ギャラリー

光によって表情を変えるのが最大の魅力である彼女の作品ではありますが

平面絵画のように錯覚してしまう下記画像の作品では、非常に不思議な感覚を体験することができました。

この写真、ほぼ無加工なのです。目の前の立体物を確かに撮影したはずなのですが、まるで油彩のように感じませんか?

 

 

 

更にこちらは、エッジや板の表面がグラデーションに見える作品。

印刷でも板の色でもなく、単色の板が組み合わさった部分で色が溶け合い生まれた天然のグラデーションです。

これが本当に綺麗で、時間を忘れて見入ってしまいます。。

 

もっと作品を見たい方はこちらがオススメです。

見るたびに印象が変わる幻想的なライトアートが魅力。レギーネ・シューマンって一体誰?

Regine Schumann(@regineschumann)のInstagramプロフィール

 

 

次回は6/22(木)12:00p.m.更新、特殊樹脂開発┃光る&変わるです。またお会いしましょう~。