2022.10.24

アクリル特殊加工の工場について

アクリル特殊加工の工場について

アクリル加工の中でも厚材を切削したり、厚材どうしを重合接着したり、アクリルの中に物を封じ込めたりと言う加工が

できる工場は日本で数少ないと言えます。そんな数少ない加工ができる希少な工場が、以前よりご紹介しているアート日向社に

なります。

 

プラスチックマーケットを運営するワーズウィズの前身の会社であり、同社の特殊加工を一手に引き受けている工場と言っても

過言ではありません。9月に封入加工用の巨大な装置が設置された同社の様子を改めてご紹介させて頂けたらと思います。

 

まずアート日向社は最近新しいスタッフが増え、全体的に若返っている印象でした。

工場内を歩いていると、ベテランが新しいスタッフに熱心に指導している姿が見られたり、重要な特殊加工に抜擢されている

若手スタッフが孤軍奮闘している姿も見られ、新たな流れを感じることができました。

そんな同社の話題としてはとにかく前述した「封入加工用」の巨大装置です。

試運転は一度したものの、本格稼働にはまだあと数回の試運転が必要となります。こちらを使って製作したい物として

2000φ超の半球型ドーム状のパーツになります。何のパーツかは現状オープンになっておりませんが、2年以内には設備や製法を

整えて生産を開始したい意向です。

 

同社では今までも巨大な封入物を製作した経験があり、それに使用されていた封入用装置も十分大きいのですが、今回導入した

装置と比べるとまるで力士と幼児くらいの差があります。

以前からある封入用装置で製作できるMAXサイズが500角×2000Lだったので大きいサイズと言えども細長い物しか製作できません

でした。そして今までの実績として、どちらかと言うと家具やディスプレイやオブジェ寄りの美観を売りをする製作物が多かった

と言えます。

一方、先ほどご紹介した巨大封入装置で生産を予定している物は、輸送機器用の大型パーツとして使用される物です。

今までの美観に加え、完成品の物性強度や仕上がり精度が求められて来ます。

 

現在、この大型パーツを生産する体制づくりが着々と進んでおり、そのあたりの事を同社のゼネラルマネージャーにお話を聞いて

みました。大型パーツ生産のためには、機械面の準備・管理とともに生産に関わる人の教育・管理が不可欠であり、今その仕組み

作りに取り組み中であるそうです。(平たく言えば同社でISOに準じるマネージメントシステムを構築しているという事。)

 

http://ISOの基礎知識 | ISO認証 | 日本品質保証機構(JQA)

 

コロナを契機に変わりゆく世の中の流れに対応し、お客様のご要望にしっかり応えるべく、社内の仕組み作りと教育を進めて

行きたいと力強く語ってくれました。

 

このように大型機器パーツの生産ができるハード面、ソフト面双方の体制を構築している同社とプラスチックマーケットは協力工場

であり、グループ関係にあります。大型封入加工、またはその他特殊加工がございましたら何なりとお声がけ頂けたらと思います。

 

最後に、今回ご紹介した大型機器パーツは産業系部材となりますが、産業系のお客様が数多くご来場される展示会に

プラスチックマーケットを運営するワーズウィズが出展いたします。

 

サスティナブルマテリアル展

https://www.material-expo.jp/hub/ja-jp/about/susma.html

引き続き、会期までの間の準備の様子や会期中そして会期後の反応まで、細かくご紹介させて頂けたらと思います。