商業施設の案件について
今の日本では円安が進んでいて、現状1ドル145円にまで下がって来ております。1年前が112円だったので、33円も下がっている
状況です。この状態はシンプルに言えば外貨で日本製品を買えば「得」で、日本円で外国製品を買うと「損」になるという状況と
言えます。
2013年に1千万人を突破したのを皮切りに2016年に2千万人、そして2018年には3千万人を突破した外国人観光客、通称
【インバウンド】ですが、コロナの影響で2020年には4百万人まで激減しております。
円安な状況で、もし【インバウンド】が多ければ「得」だけどそれは見込めない。一方で輸入品が高くなるという「損」だけ
な状態だったと言えます。
その一方でやっと本日から入国規制が緩和となったようなので、今後また【インバウンド】需要が高まるものと期待できます。
入国規制緩和↓↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e3072342dff58826b8892498ef2d807988396ecnews.yahoo.co.jp/…/1e3072342dff58826b8892498ef2d807988396ec
ちなみに【インバウンド】需要がコロナ前の水準に戻るであろう予測は2024年頃だということです。
そんな中でも国内の景気は徐々に回復してきており、2022年8月の全国消費者物価指数は前年比+2.8%と12ヶ月連続で
上昇している状況です。Pdfで見るとコロナの影響を大きく受けていた百貨店が前年比26.1%というのも景気の回復傾向を
実感できますね。
国内景気週報↓↓
https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/indicator/pdf/13706.pdf
その回復を実感できることとして大型商業施設の計画とそれにともなうお仕事のご依頼が増えてきていることが挙げられると
思います。当プラスチックマーケットでもさまざまなご相談を頂く事が増えて参りました。
東京都/出店ウォッチ↓↓
https://shutten-watch.com/tag/a13
中でも2023年本格オープンとなる「虎ノ門ヒルズ」や「八重洲ミッドタウン」といった商業施設絡みのご相談を多く頂いて
おります。店舗や共用部の装飾品のお仕事が主だっているのですが、中でも最近多くなってきているご相談として、
エレベーター関連のアクリル製品が挙げられます。
エレベーター関連のアクリル製品の代表的な物としては「ホールランタン」が挙げられます。こちらはエレベーターの到着を
知らせる灯ですね。弊社で製作する場合、光らせ方を均等にするためにアクリルに添加剤を入れて液体から固める封入技法で
製作することも珍しくありません。
アクリルは看板材に多く用いられるように、光との相性は抜群に良いですが、どうしてもLEDの配置場所によって光の強弱が
出てきてしまいます。均等に光らせるという工夫が必要になって来ますが、そこが弊社の実績に裏打ちされたノウハウであると
言えます。
その他のエレベーター関連品としてボタンやインジケーター(階床表示灯)などもアクリルで製作されることが多いです。
中でもボタンは毎日不特定多数の人が触る物なので抗菌剤入りの樹脂が採用されるようになっております。特にコロナ禍はその動き
に拍車をかけたと言えますね。
このようにエレベーター関連でのご依頼・ご相談を数多く頂くようになって参りました。
今後、コロナも落ち着き、いろいろな商業施設の設立が進んで行くことも考えられます。エレベーター関連はもちろん
それ以外でもアクリルやプラスチックに関するご用命がありましたら何なりとお声掛け頂けたらと思います。
最後に本筋とは離れますが、個人的に気になる情報がありましたので記載させて頂きます。
中野サンプラザが2023年7月に閉館し、2028年に中野サンプラザシティに生まれかわるという情報です。
自分も中野に住んでいたことがあり、サンプラザは象徴的で、ある意味不変なイメージがあったので
この情報には思う所がありました。
「諸行無常」な世の中で変わりゆくいろいろなお客様のニーズにお答えできるよう、今後も取り組んで参りたいと思います。