粉砕プラント本格稼働
桜が開花し、もうすぐ満開を迎えます。今年は例年より10日ほど早い開花だったようですね。
プラスチックマーケットを運営するワーズウィズ社の近くの目黒川でもたくさんの桜見物の方々の姿を見ることが
できます。毎年桜の時期が来ますと、年度末のまとめと新年度の準備で慌ただしくなる会社様も多いのではないで
しょうか。
来たる新年度を前にして、プラスチックマーケットの協力工場では大きな動きがありました。
導入が待たれていたプラスチック樹脂をリサイクルするための粉砕プラントの稼働がいよいよはじまったのです。
場所は丸ノ内工芸岩手工場、日本屈指のアクリルディスプレイの量産工場として過去に何度か
ご紹介させて頂いておりました。
すでに小型の粉砕機は稼働していて、アクリルやPP、PEボトルの粉砕を行っていた同工場。
小学校の跡地である広大な敷地を生かして、処理能力がケタ違いな大型粉砕プラントの設立の準備をはじめたのが
2021年秋。途中さまざまな課題に直面しながらも、あきらめず取り組み続け、やっと稼働に至りました。
そんな大型粉砕プラントが稼働している簡易な動画と各パーツの画像と名称およびはたらきについて簡単に記載
させて頂きます。
【動画】
https://youtube.com/shorts/wgKQaepmO0E
■粉砕機①
もともと直径16mm~450mmのPE、PP、PVCパイプやパレットを粉砕するために特別設計されているモデルです。
ほぼ水平な供給ホッパーにより、長尺物を簡単に投入することができます。
■ブロワー、サイクロン
粉砕物を空気搬送する機械。こちらのふるいで、紙が付着している粉砕物の紙を除去することができます。
■コンベア
ふるいにかけた粉砕物をコンベアで粉砕機②に輸送します。
■粉砕機②
こちらは射出成形スプール、パイプ、シート、フィルムなどの不良製品をリサイクルできます。耐久性があり清潔で長寿命。
送風機、コンベアと組み合わせて設置するのが一般的です。(動画では粉砕機①で粗く粉砕したものを細かく粉砕する
用途で使用されておりました)
■袋入れ
粉砕が終わった粒や粉をストックする構造物です。(サイクロン)
ここ最近の「飛沫感染防止」用パーテーションのリサイクルについての関心はさらに高まっており、
当プラスチックマーケットへのお問合せも日々増えてきている状況です。
このタイミングで満を持して高性能で大量処理可能な粉砕プラントがプラスチックマーケットの協力工場に
完成いたしました。パーテーションをはじめとした合成樹脂でのリサイクルをご検討されている方は
お気軽にご相談頂けたらと思います。