2023.07.06

アクリルの異素材表現

アクリルの異素材表現

先日、久々の映画館で「リトル・マーメイド」を観てきました。

情報が公開された直後は賛否両論あったようですが、個人的には大満足の素晴らしさでした。

まだネタバレになってしまう時期かと思いますので詳細は割愛しますが、アリエルの6人の姉たちを見た瞬間

全てを受け入れることができたというか…多様性のあり方や、その表現の仕方を色々と考えさせられました。

 

本日は、そんな「アリエル」に感銘を受けた担当者が「アクリル」の多彩な「表現」についてお伝えしていこうと思います。

断じて無理矢理こじつけていません。断じて。

 

 

■石の表現

こちらは馴染みのある方もいるのではないでしょうか?大理石風のマーブル柄をあしらった<人工大理石>です。

見た目はまさに天然大理石そのもの。でも実は、アクリルだからこそのメリットが多くあります。

 

 

天然大理石は石材の中でも軟質で、加工コストが非常に高価です。また、水分を吸収するのでシミになりやすいのも悩ましいところ。

アクリル製の人口大理石なら対候性、耐水性、耐久性にも優れ、曲げたり貼ったりといった加工の幅も広く安価です。

 

 

■木材・金属の表現

続いては一風変わった素材の表現をご紹介致します。

射出成形で製作した当サイトのオリジナルプロダクト<レッサースタンド>は、まるでコルクのような仕上がり。

木材の素朴な優しさを失わないようマットに仕上げて、質感をよりリアルに演出しています。

本来廃棄されてしまうはずの「もみ殻」を再利用した<バイオプラスチック>ですので、環境にも優しい素材です。

 

 

まるで金属のように輝いているのは、蒸着メッキ加工をしたアクリルです。

軽量化やコストパフォーマンスの観点でアクリルの特性を活かしつつも、金属特有の重厚感を表現できます。

 

 

■水の表現

アクリルの透明感を活かせる最大の表現は、やはり「水」です。

形状を保持できない波紋やさざ波の一瞬の美しさ。アクリルなら永遠のものにできてしまいます。

 

 

3次元切削で自由自在に表現可能。

石や木、水といった大自然の美しさを一手に引き受けるのも、アクリルの魅力です。

 

 

次回は7/13(木)12:00p.m.更新、展示会レポート┃LIVeNT 2023(スター・レジン)です。またお会いしましょう~。