2021.08.01

ディスプレイ加工について

ディスプレイ加工について

 

さて今回はアクリルなどの販促ディスプレイについて、どこの工場でどんなディスプレイが多いのかそしてどのような強みがあるか

ご紹介させて頂きます。

 

まずグループの中で、板加工の販促ディスプレイを多く手がけているのがワーズウィズ(設計・企画・推進)、丸ノ内工芸

(設計・企画・推進・製造)、アート日向(製造)の3社です。

 

販促ディスプレイとは販売店で売られている商品を展示・陳列するための什器を指します。さまざまな業界の販促ディスプレイを

製作している中で、最も多く手がけているディスプレイが「化粧品ディスプレイ」になります。

 

前述した3社でも「化粧品ディスプレイ」が占める割合は全体の4割を超える勢いです。

まず、「化粧品売場」と言えば百貨店の1階付近だったり、ドラッグストアだったり様々な業態が思い浮かびますが、

3社が手掛けるのは百貨店売場の方が多い形です。(最近はドラッグストア様やバラエティショップ様のご相談も増えております)

 

百貨店の1階といえば百貨店の入口・顔となるべき場所で、コロナ前は常に人でにぎわっていた印象があります。

コロナ下では館が閉まったり実演を見合わせたり、少なからぬ影響があった模様ですが、最近は徐々に回復傾向にあるようです。

 

アイライナー、リップグロス、コンシーラー、ファンデーション、タッチアップテスター…

「化粧品」にあまりなじみのない筆者ゆえ、日々社内で話されている商品名にピンとこないのですが、その商品数は計り知れない

のだろうと想像できます。(目の周辺だけでもアイシャドウ、マスカラ、アイブロウ、アイライナーと最低4つはありますし、。)

そして目元、唇、爪先を考えれば、色数もかなりの種類になることが想像できますね、。

 

全国の百貨店に出店している化粧品メーカー様の場合、お店によって展開商品や展開スペースが変わるのが一般的です。

お店ごとの展開パターンを把握するのも設計を手掛ける会社の大事な仕事になります。(場合によっては直接お店に行って

調査して把握するケースもあります)

 

そして化粧品の販促ディスプレイの年間の流れを追って行きますと、大きな流れが「SS(春夏)」と「AW(秋冬)」の入れ替えで

その合間で「サマー」や「クリスマス」といったタイミングの入れ替えがあるのが一般的です。

 

ワーズウィズ、丸ノ内工芸の強みは何といっても細かな対応力になります。入れ替え用ディスプレイはたいがい新商品のコンセプト

に合った什器をデザイン・設計する必要があるのですが、商品コンセプトや店舗の展開パターンを考慮して、お客様にピンポイント

でご提案することができます。お客様に寄り添い、ともに売場・ディスプレイを作り上げて行く姿勢、それこそが両社が選ばれ続け

ている理由ではないでしょうか。

 

そして確かな技術力も忘れてはいけません。筆者は以前、リップのディスプレイを製作している現場を見たことがあるのですが、

同じ赤色でも10種類以上ある物をそれぞれ調色して、指定の色目に合わせて面板に印刷していたのには驚きました。

自分の目には正直同じに見えてもチェックする人が色の違いを指摘しており、その妥協なき物づくりの姿勢にはただただ脱帽

した記憶があります。

 

「お客様と寄り添い一緒に売場を作り上げる」「細かい展開パターンを把握してそれに則った製作進行ができる」「妥協しない

モノづくり」強みをまとめると以上のような形でしょうか。「デザイン」「営業」「工場」が三位一体となってお客様のお役に立つ

ために全力を尽くしていると言えますね。

 

前述の3社でお付き合いのある化粧品メーカー様はゆうに10ブランドは超えておりますが、さらなるお役立ちを求めて

ワーズウィズと丸ノ内工芸で2022年1月12日から開催される「化粧品開発展」に出展することが決定しました!

丸ノ内工芸は過去3回の出展実績がありますが、ワーズウィズは今回がはじめてになります。

 

 

今までの化粧品ディスプレイの実績のアピールはもちろんのこと、今年は「サスティナブル」を前面に出した展開を予定して

おります!化粧品メーカー各社様も「サスティナブル」に大いに関心も持って頂いておりますので、これを機会に大いに

アピールできたらと考えております。

 

こちらの展示会についてはまた追って触れさせて頂けたらと思います。