2021.05.15

プラスチックとSDGs

プラスチックとSDGs

今回のコラムはご存じな方も多いとは思いますが、「SDGs」について書いて行きたいと思います。

まず「SDGs」とは何なのでしょうか?持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)を指し

2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,

地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓った宣言のようです。

SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本国内でも積極的に

取り組みがはじまってますね。

 

さて今度はプラスチックがSDGsに及ぼす影響を書いてみます。

地球の限りある資源である「石油」、その資源を使って作られているプラスチック。

廃棄された物を生物が誤食したり、廃棄用の埋め立て地が不足しているので廃棄物を減らす意味で焼却すると

CO2が発生して温暖化を招いてしまったりとSDGsからみるとNO.12~15の達成のための足かせになり兼ねません。

 

ただ、戦後の高度経済成長の中でさまざまの素材の代替として発達・浸透して生活に根差してきたプラスチックを

なくして行くことは困難です。SDGsからみても、NO.1~4、6、7、9、11の達成のためにプラスチックの果たす役割は大きい

と考えられますね。

 

さてそれではどうするか?この限りある貴重な資源を守るために「リサイクル」の必要性が出てくるわけです。

現在プラスチックのリサイクルはある程度開発が進んできておりますが、「コスト面」「機能面」とともに「持続可能面」

についてはまだ改良の余地が大いにあると思われますし、カーボンニュートラル宣言を受けてのバイオマス素材の開発

も急務でありそうです。

 

そして当プラスチックマーケットのグループ企業でもプラスチックのリサイクル(再生)材の取り組みを行っております。

その取り組みは追ってご紹介させて頂きますが、再生材を使った商品や什器を2021年10月に開催される

国際サスティナブルファッションEXPOにてお披露目させて頂く予定です。この「リサイクル」→「サスティナブル」への取り組みについて定期的にこちらでご紹介させて頂けたらと思っております。