プラスチックジャパンの歩き方
さて、本日は展示会のお話です。プラスチックジャパン【高機能プラスチック展】が12/8~12/10に幕張メッセで開催されますね。
昨今の高機能プラスチックはエンジニアリングプラスチック、CFRP、セルロースナノファイバー、バイオプラスチックなど
「軽量化」「金属代替」「エコ素材」として需要が拡大しています。この展示会には、プラスチックの原料・添加剤から成形加工
機械、リサイクル技術に至るまで、プラスチック産業に関するあらゆる技術が出展します。
「世界最先端のプラスチック産業展」と言っても過言ではないかも知れません。特筆すべきはその同時開催の多さですね。
幕張メッセ4~8ホールを使ってそのタイミングで開催されるのが下記の展示会になります。
①第21回フォトニクス(光・レーザー技術展)
②第8回メタルジャパン(高機能金属展)
③第6回セラミックスジャパン(高機能セラミックス展)
④第4回コーティングジャパン(塗料・塗装設備展)
⑤第5回接着・接合EXPO
⑥第1回サスティナブルマテリアル展(新規開催・SUSMA)
⑦第10回プラスチックジャパン(高機能プラスチック展)
⑧第12回フィルムテックジャパン(高機能フィルム展)
⑨第31回ファインテックジャパン(液晶・有機EL・マイクロLED展)
※②~⑧は高機能素材WEEK2021として括られております。
今の会社に入ってからモノ作りに関わり、いまだモノ作り勉強中の自分には、かなり密度の濃い展示会群になってます、。
もし時間が許すならば1日はしっかり回りたいと思っておりますね。
さて、本題のプラスチックジャパン【高機能プラスチック展】ですね。
主な来場者はプラスチックメーカーの研究・開発担当者の方々や産業系メーカー(電子部品・自動車・航空宇宙等)の開発担当者
の方々が多いようです。
そして出展社はプラスチックメーカー向けに原材料や製造・測定機器を製作したり、産業系メーカー向けには高機能プラスチックを
はじめとした最先端の素材やパーツを製作したりしているメーカーなどが主体のようです。
個人的に気になる物のはCFRPで製作されている椅子やプラスチックをマイクロ波で分解する装置やプラスチック再生装置など
です。https://www.plas.jp/ja-jp/visit/visiting.html
そして今年のトピックとしては何と言っても初開催となった第1回サスティナブルマテリアル展ですね!
どんなマテリアルが多いか見てみるやはり「バイオマス」素材が多い印象です。https://www.susma.jp/ja-jp/visit/visiting.html
中でも注目されるのが「ライスレジン」ですね。食用に適さない古米や砕米を有効活用して製作したバイオマスプラスチックに
なります。ガソリン代替として世界規模で需要が高まるトウモロコシ、サトウキビですが、もしお米を資源として捉えれば日本国内
での安定供給が実現でき、日本の環境問題、産業問題の解決策につながります。
国内の耕作放棄地ではすでにライスレジン用のコメ作りが開始されており、農業支援へとつなげるとともに、地域活性化にも
つなげられると予想されます。以前のコラムで書きましたが、今後のプラスチックの消費量はバイオマス素材を中心に伸びて行くと
いう予測も出ていますので、初開催のサスティナブルマテリアル展にてバイオマス素材もいろいろリサーチしたいと思っており
ます。
そして以前も記載しましたがこの「サスティナブルマテリアル展」にプラスチックマーケットの協力工場である3社が出展予定
となっております。(河村樹脂・東和プラスチックス・港化成)そちらの模様も別の機会で特集にてご紹介させて頂けたらと
思います。
そしてこちらの工場で製作された「TEXa」というバイオマス素材で作られた飛沫感染防止用のパーテーション脚も好評発売中に
なります。こちらの製品の強みはしっかりパネルをホールドできる弾力をつけているため、1~5mmまで幅のある板厚を挟める
所です。つまりは専用のパネルでなくても平板状で5ミリ以内であれば何でもパネルにできてしまう優れものなんです。
ワクチンの接種が進み、コロナの感染者も落ち着いてきている中でも、来年1月の第六波の予測もあり、まだまだ
店舗様も気が抜けない状態になっておりますね。事実、最近は飲食店様の複数のご注文が増えてきております。
ご入用の際はどうぞ下記リンクからか直接ご購入またはプラスチックマーケットにお問合せ頂けたらと思います。
【アスクル】ワーズウィズ レッサースタンド 飛沫防止 パネル L 穴無し クリア×TEXa WW-050 1枚(直送品) 通販 – ASKUL(公式)
プラスチックはまだまだ奥が深いですね、しっかり調べてご紹介できたらと思っております。