再生材┃封入再生材
6月になりましたね!今月のコラムは再びマカが担当させて頂きます。
すっかり暑くなってきて、浮かれ気分で半袖を着て出勤したら社内の冷房に凍える日々を繰り返しておりますが
皆様はまだバテておりませんでしょうか?
夏が近づいてくると、アクリルのクリア感をとても涼しく感じます。
冷感効果のあるアクリルがあったら良いな…なんて、アクリル板の新開発に思いを馳せたりしておりますが
本日はアクリル再生材である<封入再生材>について掘り下げてみたいと思います。
■封入とは?
MMAモノマー(液体状のアクリル)の中に物を閉じ込めて成型する技術です。
紙や布、小さな金属、造花などを封入することが多いのですが、その代わりにアクリル廃材を閉じ込めたのが<封入再生材>です。
■封入再生材の魅力
1.ブロックが作れる
樹脂を型に流し込んで成型しますので、写真のようなブロック形状が得意です!
板にする場合は8mm~100mm以上の厚材まで製造可能なので大型什器にもぴったり。サイズも<キャスト再生板>より大判です。
2.再生率の高さ
<キャスト再生板>の再生材含有率は現状30%程度が限界…それに対して、こちらはなんと最大70%!!
上記画像内の白い板が含有率70%ですが、粒がぎっしり詰まっていてコルクのような風合いに仕上がりました。
3.表現の幅の広さ
厚みがあるからこそアクリル廃材がよりランダムに配置され、奥行感がでます。
表面にしっかり出てくる粒と沈む粒が、コントラストやグラデーションを生み出してくれるのです。
再生材の中ではちょっぴりお高めですが、封入技術は難しくできる企業様も限られている為、その付加価値があると自負しております!
■封入再生材を使った什器
こちらはベイクルーズストア名古屋店様に導入頂きました什器です。
白い天板に白いスニーカー…だからこそアクリル廃材の粒が良いアクセントになりました♪
一見したら再生材とは思えないお洒落さですよね?
次回は6/15(木)12:00p.m.更新、アクリルと芸術です。またお会いしましょう~。