大阪・関西万博に向けて
本日は開催までいよいよあと3年を切った大阪・関西万博について書いてみたいと思います。
昨年の「東京五輪」がコロナ下の制約が多い中での開催で、今一つ不完全燃焼で終わった感がありますので、
今回の万博は日本をそして経済をとびきり活性化させるイベントになって欲しいと思います。
テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。一人一人が自らの望む生き方を考え、その生き方を支える持続可能な社会を、
国際社会が共創していくことを推進して行くというもの。
1970年の大阪万博、1985年のつくば万博はその時々の最新のテクノロジーを紹介する事を最優先にしておりましたが、
今回の万博は最新のテクノロジーの発展にともなってもたらされた「長寿命化」が起こる中で、自らにとって
「幸福な生き方とは何か」を正面から問う、はじめての万博と言えます。
健康・医療をはじめ、カーボンニュートラルやデジタル化といった取組を体現していくとともに、世界の叡智や
ベストな解決方法を万博地域に集約して、多様な価値観を踏まえた上での諸課題の解決策を提示していきます。
「カーボンニュートラル」はこのコラムでも何度もご紹介しておりますが、2050年までに温室効果ガスの排出を
全体としてゼロ(排出量と吸収量を差し引いて正味ゼロ)にする取り組みですね。
そしてこの万博の運営団体が、会場でCO2排出量を抑える取り組みを盛り込んだ「EXPO2025 グリーンビジョン」を
今年4/27に発表しました。(正確には改定)会場のエネルギーを水素発電やアンモニアやで供給、ゴミを実質的に無くす
ことを目指しているようです。
http://20220427_greenvision_r.pdf (expo2025.or.jp)
こちらの内容をザックリ要約して分類をすると
1.エネルギー
電力貯蔵/水素発電/アンモニア発電/再生可能エネルギー電力からの水素製造/カーボンリサイクル
2.運営
ごみゼロの仕組み作り/プラスチックリサイクル/生分解性容器のリサイクル/食品廃棄ゼロ/ファッションロスゼロ
3.会場整備
低炭素建材(CO2排出削減・固定量最大化コンクリート)/低炭素工法/リユース・リサイクルの促進
4.来場者
カーボンニュートラルへの理解促進を促す
このような形を目標に万博を推進して行くというものと言えます。
そして、プラスチックマーケットでは、多少ではありますがこの「万博」絡みのご相談を受ける機会が増えてきております。
大物の室内装飾品からノベルティー小物まで、さまざまな加工でお役に立てるものと考えております。
たとえば装飾品なら天井から吊るす大きなシャンデリアや中に物が封入された柱を挟んだ衝立やアクリル無垢材をふんだんに
使ったテーブルや椅子と言った家具などで、ノベルティーなら万博キャラクターのキーホルダーなどがいろいろご提案できるものと
考えております。
そしてさらには「SDGs」「カーボンニュートラル」の観点から当グループで手がける「再生材プロジェクト」が大いに役に立てる
ものと考えております。
何かご相談ごと等ございましたら何なりとお声がけ頂けたらと思っております。