射出成形グループのトピック
本日はプラスチックマーケットの協力工場の射出成形グループのトピックをご紹介させて頂きます。
まず茨城県鉾田市にある港化成工業ではHPをリニューアルいたしました。
創業から50年、信頼と実績を重ねて来ましたが、それらの発信については特に強化しておりませんでした。
2021年にワーズウィズグループに参加して、その技術力を他の射出工場とのコラボでさらに磨き、満を持して
HPリニューアルを行い、世の皆様に広く伝わるように再構成いたしました。
港化成工業は茨城県鉾田市に約6,000坪の敷地を有し、50~350トンの幅広い射出機の設備を合計18台
保有しております。主な製作物は下記の通りとなります。
・汎用小・中型製品
→汎用樹脂PP/ABS/PC等を用いて建材から車載部分まで多岐に渡る用途の製品の生産を行っております。
・エラストマー製品
→TPS/TPE/TPU等の軟質系樹脂のエラストマーを用いて車載部材やレジャー用品の生産を行っております。
・透明系樹脂
→PS/PC等を用いて各ケース類や卓上カレンダーケースの生産を行っております。
OA機器パーツをはじめ、車載パーツ、医療パーツ、半導体工場のライン備品、空調備品や農業資材になどあらゆる
「産業系」のパーツ製作に取り組んでおります。
また、プロダクトでは水中ゴーグルや卓上カレンダーケース、そして飛沫感染防止パーテーション用の脚「レッサースタンド」を
製造しております。
このレッサースタンドは相変わらずオフィス通販を中心に販売が広がっておりますが、最近の傾向はバイオマス及び減プラスチック
の種類の需要が高まっております。やはり昨今のサスティナブルの取り組みの広がりを垣間見ることができますね。
そしてプラスチックマーケットの協力工場の射出グループの窓口の方に今後のサスティナブル商材の構想と注目の素材をお聞き
しました。まず構想については詳細を書くことができませんのでキーワードだけ記載しますと「シェルパウダー」、
「ナノコンポジット」、「鉱物」あたりになると思います。こちらの詳細がご紹介できるようになりましたらご紹介させて
頂きます。
最後に注目の素材として挙げていたのがプラスチックリサイクル「擬木」シリーズ。射出成形グループに工場廃材を収集しに来て
いる業者様が取り組んでいるプロジェクトのようです。
回収したプラスチック廃材を溶解して棒状に押出成形して製作されたその素材は、見た目がまさに「木材」。
数年で交換が必要な木材に比べ「半永久的」な耐久性を持つその素材は、土地のフェンスや花壇の仕切りなどに使われている
そうです。丸太状なのでログハウスとかもできるのかな?と個人的には思ってしまいます。
そんなリサイクル「擬木」素材を使って、プラスチックマーケットの板加工グループで何かプロダクトを製作してもいいのでは?
という声も上がっています。こちらも具体的になりましたら改めてご紹介させて頂けたらと思います。