展示会レポート┃2024年サスティナブルマテリアル展(Waazwiz)
10月29日(水)~31日(金)まで当サイトを運営する<株式会社ワーズウィズ>がサステナブル マテリアル展に出展致しました。
当日ブースにお立ち寄り頂きました皆様には感謝申し上げます。
連日多くの方にお立ち寄り頂き、弊社独自の再生スキーム<PLACYCLE®>をご紹介できる大変貴重な機会となりました。
今回の展示会では、
ワーズウィズ社独自のアクリル再生サイクル【PLACYCLEⓇ(プラサイクル)】を通し生まれ変わった「封入」「熱プレス」「キャスト」3種の再生材・アップサイクル材とそれらを使用して新たに創造された「プロダクト」を中心に展示いたしました。
まず1つ目は【封入再生材】です。
封入とは、MMAモノマー(液体状のアクリル)の中に物を閉じ込めて成型する技術です。
紙や布、小さな金属、造花などを封入することが多いのですが、その代わりにアクリル廃材を閉じ込めたのが<封入再生材>です。
黒いアクリルに白のアクリル粉砕粒(工場端材)を混ぜる事で大理石のような風合いとなります。
今回の再生材含有率20%ですが、最大で約70%まで粒を入れる事が出来ます!
封入再生材を使った家具も製作可能です。
こちらも商品としてラインナップしております!
2つ目は、【熱プレス再生材】です。
こちらは、工場で出たアクリル端材や化粧品容器を粉砕し、
熱して圧力をかけることで固めて板状にした再生材です。
■再生率100%
この再生材のもっとも素晴らしい点は再生率。なんと、100%再生材なのです!!
今までご紹介してきた<キャスト再生材>は再生率30%前後、<封入再生材>でも再生率70%で、これが限界でした。
それをゆうに超えるどころか、バージン(新品)のアクリルを全く使用していないのが最も優れている点といえます。
最後に、【キャスト再生材】です。
<キャスト板>は、上下2枚のガラスの隙間からMMAモノマー(液体状のアクリル)を流し込み、硬化させて製造した板で
弊社埼玉工場ではこの製法を用いて板の製造を行っています。
その過程の中で粉砕した廃材や他の素材を混ぜ込み、再び板にしたものが<キャスト再生板>というわけです。
[炭カル キャスト板]※写真 白・黒のもの
アクリル樹脂キャスト製法にて炭酸カルシウムを52%配合し製造しました。
なんと主原料はアクリル樹脂ではなく炭酸カルシウムになります!
結果、脱炭素の効果があり通常の弊社製造品ハイプレートNEOアクリルキャスト板より約35%の原料とCO2削減効果がありますがそれ以上に独特の風合いが良く注目の材料になりつつあります。
[化粧品容器粉砕 キャスト板] ※写真 真ん中
こちらは化粧品容器を粉砕しキャスト板に閉じ込めたものになります。
化粧品容器以外にも、アクリル端材やプラスチックカップも粉砕して入れる事が出来ます。
また、コーヒー出涸らしやロスフラワーなどといった一風変わった素材でもできます!
今回、ご紹介したのは一部となります。
ワーズウィズショールームにて引き続き展示もしております。
また、今回の再生材の資料やカタログもございますのでお問い合わせ頂ければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。