開発募集中
新型コロナの感染者数がまた増えてきております。ワクチンや新薬の「開発」が日々行われて、一定の成果が出て来ている
と思いますが、ウィルスも日々変化しておりますのでまだまだ「開発」や「改良」を重ねる必要があるのだと思われます。
そしてまだまだ、一人一人の感染予防対策も欠かせなさそうですね。
「開発」はどうしても時間がかかってしまう作業だと思います。今まで無かった物を作り上げたり、無かったスペックを付加したり
「改良」して世に出す作業ですので。
プラスチックマーケットのネットワークでも「開発」は日々行われております。
「アクリル原液を固めてアクリルを製造する」という事ができる工場が日本ではかなり希少になります。
そのため、アクリルの中に物を封入したり機能を付加したいというご相談をかなり多く頂いております。
さらには射出成形の方でもさまざまな機能のペレットを仕入れて日々「開発」に取り組んでおります。
本日は当ネットワークで日々行われている「開発案件」についてお話できる範囲でご紹介させて頂きます。
1.接着剤 【ワーズウィズ埼玉工場】
アクリル用接着剤「アクリダイン」を定番として製造しておりますが、それ以外にも下記の接着剤を開発中になります。
◆環境配慮型「メチレンフリー」接着剤→ほぼ確立しており、一部発売中になります。
◆面貼り用重合接着剤→すでにグループ内で実験的に使用されており、微調整の段階になっております。
2.機能付きキャスト板【ワーズウィズ埼玉工場】
樹脂に添加する機能性パウダーを入れて板を製作してみたらどうか?と言うご相談が最近特に増えております。
代表的な案件は下記の通りです。
◆メガネに使用できる素材改良&開発
◆最高ランクの蓄光板への挑戦
◆抗菌パウダーを添加して抗菌樹脂としての開発
◆添加物を加えて人口大理石を製造し、建材としての開発
3.再生板 【アート日向、ワーズウィズ埼玉工場、河村樹脂】
再生板が当グループでいちはんホットな開発になります。7月10日のコラムでも今の進捗状況をお知らせさせて頂きました。
そしていちばんホットな話題として、ワーズウィズ埼玉工場で製作のメドが立ったサスティナブルなアクリル板になります。
このアクリル板は製作に使用される石油原料(ナフサ)の使用量を減らすことができるエコ素材で、現時点で減らせる原料は
25%(暫定)になっております。石油の代わりに添加できる原料は追って発表させて頂くとして、仮の名前は「WHITE LINE」。
年末に出展する「サスティナブルマテリアル展」の目玉にしたいと考えておりますので追々ご紹介させて頂けたらと思います。
「開発」案件は、弊社ネットワークが自発的に「開発」に取り組んでいるパターンと、お客様からご相談頂いて一緒に「開発」
を進めているパターンとがあります。後者のパターンでは、「産業系」のお客様から「プロダクト系」のお客様まで多岐に渡る
ご相談を頂いております。
「こんな物があったらいいな」というご要望がありましたら、お気軽にご相談頂けたらと思います。