アクリル加工技術┃2023秋ディスプレイ
夜はすっかり冷え込み、秋の記憶もないままに冬の気配を感じる今日この頃です。
先日無事に閉幕したサステナブルマテリアル展ですが、出展にあたり当コラムでも再生材の話題が続いておりましたので
本日は株式会社ワーズウィズショールームの、秋のウィンドウをご紹介したいと思います。
夏ウィンドウの思い出は過去コラムにてお楽しみください。
ブルーとクリアで涼し気だったウィンドウは一変し、暖かな暖色へと様変わりです。
■秋の封入物
当サイトにて、再生材の次にお問い合わせの多い<封入技法>
アクリル樹脂の中に物を閉じ込める技術ですが、水分のある素材との相性はイマイチです。
そんな封入オブジェ、実は秋との相性が非常に良いと言えます。
余談ですが、今年の十五夜は9/29でした。
この後十三夜10/27、十日夜11/22と控えており、3日間共に天気が良く月が美しく見えると縁起が良いとされているそうです。
コラム担当者、実は十五夜しか知らなかったのですが、十五夜のみお月見をすることは昔は縁起が悪いとされていたとか。
■「色がのぼる」アクリル
見出しの通り「色がのぼる」アクリルプロダクトを集めました。
先程は十五夜イメージでしたが、こちらはハロウィンをイメージしてディスプレイしております。
両サイドがオレンジ色になっているクリアの板ですが、実は奥1箇所にのみオレンジのアクリル板が貼ってあり、他は全てクリアです。
奥のオレンジ色が手前までのぼってきて、まるで色がついているように見えています。
赤と黒のロウソクも同様に、底面にある色板のカラーが炎の部分まで登ってきて、色がついているように見えているだけ。
これを複数の色で組み合わせると見る角度によって多彩な表情を見せてくれます。アクリルの不思議な魅力です。
■切削と面貼りとインクジェット印刷と
まるで往年の名曲がごとく最後にご紹介するのは、多数の技術が凝縮された「月見酒ディスプレイ」
とっくりとおちょこは、複数色の板を貼り合わせてブロックを作ったのち、切削加工をしています。
土台となっているブロックは、印刷した厚めのアクリル板を4枚貼り合わせてできています。
そのため印刷が層になり、まるでブロック内に浮いているかのような奥行感を演出しているのです。
インクジェット印刷をした面を貼り合わせるとインクが流れてしまう…のは、かつての話。当サイトの加工技術なら可能です。
本日は秋のディスプレイをご紹介致しましたが、冬ディスプレイのご紹介ももはや目前のように感じます。
インフルエンザなども流行しつつありますので、皆様ご自愛くださいませ。
次回更新は10/26(木)予定です。お楽しみに!
※この度は10/19(木)配信分の更新が遅れ、誠に申し訳ございませんでした。楽しみにお待ち頂いておりました皆様にはお詫び申し上げます。