ショールームツアー3┃サンプル宝庫
6月も終わりの足音が聞こえてきましたね。
これは本当に6月の足音なのでしょうか。もしかして2023年の足音なのかもしれないと、ややビクビクしております。
先日、<株式会社ワーズウィズ>では半年に1度の大掃除が開催されました。
同社の目黒事務所はショールームも兼ねておりますが、スペースには限りがありますもので
残念ながら陳列しきれないサンプル達はひっそりと収納BOXの奥深くで眠っているのです。
そこで!本日は大掃除中に発見した珍しいサンプル達に少しスポットを当てたいと思います。
■封入
アクリルブロックの中に物を閉じ込める<封入>という技術。
得意とする業者様は少なく、当サイトへのお問い合わせもこういったご案件が非常に多いです。
クリアで重厚感あるアクリルの中に閉じ込められた小さな世界、魅力的ですよね。
ところで、一体どんなものが封入できるのでしょうか?
後日改めて封入特集をしたいと思いますので、それまでは過去のコラムにてお楽しみください。
まるで爽快な空に浮かぶ積乱雲のような…「綿」です。
PMMA(液体状の樹脂)を型に流し込む封入技術。なんとなく、聞いただけだとフワフワな素材は萎んでしまう気がしませんか?
でもこの通り、フワフワのまま見事に封入されています!
■重合接着
難しい説明は割愛しますが、板を何枚も積層して分厚い板を作ったり、異素材を挟み込んだりする接着技術です。
下記画像はアクリルとアクリルの間に何かを挟んでいるのですが、果たして…
実はこれ、「木」なのです。正確には「突板」という薄い木材を挟み込みました。
ナチュラルな木目と美しいアクリルの融合。非常に不思議な存在感があります。
■ハンドメイド
今回発掘したサンプルの中で、コラム担当者のイチオシお気に入りアイテムはこちら!
サラサラとしたマットな手触りと、コロコロとしたフォルムが可愛すぎる
まるで高級ホテルの遊歩道に敷き詰められた玉砂利のようなアクリル。
過去を知る社員に確認したところ「手でコネコネしたらしい」とのこと。誕生の秘密は、まさかのハンドメイドでした。
ちなみに、土台の煌びやかなマーブル柄はワーズウィズ埼玉工場で製造されたアクリルキャスト板です。
こんな派手派手マーブルもできちゃいます。
ショールームツアーは今後も引き続き定期連載予定です。
実物を見たい衝動に駆られましたら、是非お気軽にご連絡ください。いつでも解放してお待ちしております♪
次回は7/6(木)12:00p.m.更新、アクリルの異素材表現です。またお会いしましょう~。